今年もET West(ET & IoT West)の季節がやってまいりました。
あ、、、と言いましても、昨年11月に名称が「ET&IoT」から「EdgeTech+」に変わりまして、その西日本版ということで、今年から「EdgeTech+ West」という名称となります。(2022年までの展示会名称はET & IoT Westでした。)
さて、このEdgeTech+ Westですが、弊社はこれまで旧ET Westには毎年出展し続けていたこともあり、いち早く今年も出展すること決めていましたが、今年は昨年に比べ規模を大きく、またちょっとばかり、いやいや、随分と毛色が異なる展示をさせていただきました。
と言いますのも、今年は心強い味方が!頼もしいパートナーの皆さまが!いらっしゃるのです。
実はグレープシステムを含めて組込み関連の4社が一堂に集結、団結しまして、OTA(Over The Air)の導入を加速させる最適なソリューション「RaCOTA+(ラコタプラス)」を開発しました。
そして、今回のEdgeTech+ West 2023にて、我がグレープシステムのブースでお披露目するとともに、このRaCOTA+パートナーである以下の3社が弊社ブースに集い、展示いただくことになりました。
・ルネサス エレクトロニクス株式会社
・株式会社ユビキタスAI
・テセラ・テクノロジー株式会社
このような頼もしいパートナーも加わり、今年のEdgeTech+ West 2023にはやる気十分で臨んだわけなのです。
これまでの経緯をつらつらと書き綴ってしまいましたが、弊社がEdgeTech+ Westに何を展示するのか、頼もしいパートナーが何を展示するのかを、お伝えしなければいけませんでした。
■展示内容
○『RaCOTA+(ラコタプラス)』の紹介(4社共同)
○AzureRTOSソリューション
・Azure IoT Central+AIエンジン「KAIBER」(グレープシステム)
・Azure RTOS GUIXデモ(グレープシステム)
○組込みミドルウェアソリューション
・【USB+BLE Entry Pack】OTAデモ (イーフォース社)
○パートナーコラボレーション
・MCU+AIによるモータ故障検出デモ(ルネサスエレクトロニクス社)
・IoT製品の開発期間を50%削減するオールインワンパッケージ「Ubiquitous RTOS IoT Enabler」(ユビキタスAI社)
・RZ Embedded IoT Router Board(テセラ・テクノロジー社)
※展示内容の詳細はこちらでご確認ください。
https://www.grape.co.jp/event/20230727_etwest.html
さて、、、前置きが長くなってしまいましたが、、、
展示会前日の搬入・設営から、展示会初日、2日目を順に振り返っていきたいと思います。
・展示会前日(7/26)
さあ、EdgeTech+ West 2023の前日、本日は搬入・設営日です。
会期前にちょうど梅雨が明けたこともあり、今回は天気が良さそうで何よりです。
いや、、、ただ、、、暑いのなんのって、、、
このEdgeTech+ Westが開催されるグランフロント大阪は大阪のど真ん中の梅田にあり、都市部特有のヒートアイランド現象もあってか、暑さにさらに磨きがかかっています。
展示会場では、搬入・設営日ということで力仕事をされている方もちらほら見かけ、空調服を着ていたり、首かけ扇風機をかけている方もいらっしゃり、ひと昔前はこんな便利グッズあったかしら??いやいや、そこまでするほど暑かったかしら??と不思議に思ったりもしました。
そんな余計なことを考えている間に設営は順調に進み、今回の目玉であるRaCOTA+を始め、とても良い感じで搬入・設営日を終えることができました。
ブースの前面にはRACOTA+を大きく打ち出して、RACOTA+の筺体がそこかしこからひょっこり顔を出すようにして、来場者の目に何気に留まるような戦法を取ります。
その奥には、各社それぞれのソリューションが展示されている配置としています。
このRACOTA+の筐体、全部で4色ありますが、実は各社のイメージカラーに合わせています。
濃い青(ルネサスエレクトロニクス社)、赤(ユビキタスAI社)、エメラルドグリーン(テセラ・テクノロジー社)、薄い紫(グレープシステム)という具合です。
厳密には、無色を好まれるお客様もいらっしゃると思い、無塗装の白色もありました。
そして、、、これは私だけでしょうか、このRACOTA+の筐体が、あの大人気を博した長編アニメーション映画作品『もの〇け姫』のこだまに似ているような気がしてなりません。
(ですが、カラカラカラという音も鳴りません。)
ということで無事に搬入・設営が終わり、いよいよ明日はEdgeTech+ West 2023の初日。
気合を入れて臨みたいと思います!
(東からの出張メンバーも何名かいまして、前日にもかかわらず遅くまで飲み歩いていたとか、、、‟旅の恥は掻き捨て”ということで、今日のことは忘れて明日に挑みましょう!)
・展示会初日(7/27)
さて、待ちに待ったEdgeTech+ West 2023の初日がやってきました。
しかし、今日は今日とて相変わらずのこの暑さ、、、お客さまは展示会に足を運んでくださるのだろうか。。。
そんな不安が的中してしまったのか、初日の午前中の来場者はパラパラ。。
やはりこの暑さなのか、コロナもまた少しずつ増えてきているからなのか、、、そんな気持ちが頭をもたげていました。
と、ところが、、、ところがです、、、
午後を迎えると、徐々に来場者が増えてきているではないですか、、、!!
基調講演が開催されていた助けもあったのか、弊社ブースも来場者で賑わってきて、「これは、もしや、いける!?よかった。。。」という嬉しいといいますか、安堵の感情がこみ上げてまいりました。
ところで、今回の目玉の出展物となっていますRACOTA+ですが、この初日の午後(13:00~13:45)に、RACOTA+をテーマとした出展社セミナーをさせて頂きました。
講演者には、グレープシステムが長年にわたってお世話になっている、フィールドデザインサービスの浦邉氏を迎え、
‟もうPoCは卒業。カスタムメイドのIoT「RaCOTA+」で、次のステージへ”
というお題目でセミナーをさせて頂きました。
ここでの詳述は避けますが、IoTをこれから始められる方は、是非RACOTA+をお試しください。
展示会そのものの話に戻りまして、その後も来場者は途絶えることなく、初日は無事盛況のうちに終了となりました。
初日の来場者数としては、計1,886名(主催者発表)。
昨年の初日は1,519名ということで、来場者数だけを見ると昨年から20%増に留まりましたが、昨年と比較すると会場は賑わいを取り戻していて、とても良い雰囲気だったと率直に感じました。
これは私だけの感想ではなく、他の出展社の皆さまも同じように感じていたようです。
(この日の夜はパートナーも交え、中日の打ち上げを開催、親睦を深めさせていただきました。ただ明日があるにもかかわらずまたまた遅くまで飲み歩いていた輩がいたとか、、、‟立つ鳥跡を濁さず”で程々にお願いしますよ!)
・展示会2日目(7/28)
さあ、EdgeTech+ West 2023も2日目となり、寂しいもので本日が最終日となります。
久しぶりの一日を通しての立ち仕事で、体はやはり疲れていて、足の張りも否めない、、、
ただそんな中でも、最終日ともなれば、老骨に鞭打ちながらも不思議と頑張れる気がします。
そんなこんなで2日目が始まったのですが、初日のことがあったので、2日目も午前中は静かなスタートになるかと思いきや、、、
ななんと、、なんとまあ午前中から来場者が引っ切り無しにいらっしゃるではありませんか!!
私目線ですが、参加した多くの展示会は午前中は来場者がポツポツであるイメージでしたので、良い意味で裏切られることになりました。
近頃はイベントごともコロナ前の水準で開催されることも増えてきていますが、展示会、ことEdgeTech+ Westに関してもコロナ前の賑わいを取り戻しつつあると実感して、とても嬉しかったです。
午後になっても、この日はTRONの生みの親でいらっしゃる坂村健氏の基調講演があった影響などもあり、来場客は途絶えることなく、終始盛況のまま終えることができました。
結果的には、2日目の来場者数としては、計2,493名(主催者発表)。
昨年の2日目は1,546名ということで、やはり来場者数は回復傾向にある様子がうかがえました。
初日、2日目のトータルの来場者数は計4,379名、
昨年は計3,065名ということで、昨年から40%増という結果でした。
ですが、私の肌感覚からすると、昨年の2倍ぐらいの来場者数の結果が出ていてもおかしくないぐらいで、数字以上に十分に活気のあった、コロナ前に一歩近づいたと言えるとても良い展示会だったと思います。
最後に、、、
今回お世話になった心強いパートナーの皆さまと一緒に集合写真をパシャっと1枚撮らせて頂きました。