Exosite社の遠隔監視技術とユーロテック社のIoTエッジに関する専門知識を組み合わせたコラボレーションにより、資産集約型産業向けのエンド・ツー・エンドのソリューションを提供
ユーロテック社との新たな提携を発表
ミネアポリス – 2021年4月29日
産業用モノのインターネット（IIoT）プラットフォーム市場をリードするExosite社は、本日、IoTのハードウェア、ソフトウェア、サービス、ソリューションの設計・開発・展開を行うユーロテック社との新たな提携を発表しました。今回の提携により、Exosite社の遠隔監視アプリケーション「Exosense®（エグゾセンス）」とユーロテック社の産業用IoTエッジハードウェアを組み合わせることで、数分で導入でき、カスタマイズのためのコーディングが不要で、設定の自由度が高いエンド・ツー・エンドの遠隔監視ソリューションを提供します。
リモートモニタリングは、プロセスの最適化、機器のダウンタイムの削減、品質の向上に利用できる貴重なデータを提供し、資産集約型の産業において有効な技術であることがわかっています。しかし、多くの企業にとって、接続ソリューションの開発は困難です。IoTのハードウェア、ソフトウェア、セキュリティ、スケーラビリティに関する深い知識が必要となります。Exosite社とユーロテック社は、両社の技術を組み合わせることで、このプロセスを効率化し、安全性と拡張性を備えた完全なコネクテッド・ソリューションを迅速に展開できるようにしました。
ユーロテック社は、柔軟性のあるモジュール式のIoTコンポーネントを提供しています。ユーロテック社のIoTエッジフレームワークであるEveryware Software Framework (ESF)で強化された産業認証済みの堅牢なIoTゲートウェイとエッジコンピュータです。ESFは、IoTデバイスからの特定のデータのフィルタリング、アグリゲーション、分析などのエッジコンピューティング機能を可能にするとともに、幅広いフィールドプロトコルライブラリ（Modbus、OPC-UA、S7を含むがこれらに限定されない）を提供することで、ゲートウェイの統合性と柔軟性を最大限に高め、センサーや他のデバイスとのインターフェースを可能にします。ESF Wires機能により、IoTやエッジ・コンピューティング・アプリケーションを視覚的にプログラミングするためのデータ・パイプラインを構築することができます。
ユーロテック社のゲートウェイに接続すると、すぐにデータをExosite社のExoSenseリモート・モニタリング・アプリケーションに送信することができ、ユーザーは機器の現在の状態を示すリアルタイム・センサー・データのダッシュボードをリモートで見ることができます。ユーザーは、コード化されていないシンプルなユーザーインターフェースから、機器の追加、他のユーザーの招待、ブランディングのカスタマイズ、しきい値の設定、EメールやSMSによるアラートの設定などを簡単に行うことができます。ExoSenseは、予知保全、プロアクティブ・レスポンス、機械学習など、より高度な機能をサポートする運用分析やデータ変換も提供します。
「ユーロテック社のマーケティング担当シニア・ディレクターであるディーン・ラザラは、「ユーロテック社とExosite社の技術を組み合わせることで、数分でセットアップが可能で、エッジでの複数の接続オプションとクラウド・レベルでの高度なアプリケーションを用いて大規模なプロダクション展開にも対応できる統合IoTソリューションをお客様に提供することができます。”このソリューションは、最先端のセキュリティ機能を提供するIoTビルディングブロックをベースに構築されており、必要な認証をすべて満たす堅牢で信頼性の高いセキュアなアプリケーションを実現します。”
Exosite社のCOOであるSteve VanderSandenは、「エンド・ツー・エンドのIoTソリューション・バンドルでユーロテックと協力できることを嬉しく思います。両社はそれぞれ、お客様にコーディング不要のソリューションを提供し、迅速な立ち上げを実現することに注力しています。両社が協力することで、お客様が初日から価値を付加し、1,000日目以降もニーズに合わせて拡張できる完全なコネクテッド・ソリューションを迅速に導入することができるでしょう」と述べています。
Exosite社は、世界有数のメーカー、システムインテグレーター、販売業者が、産業用資産やシステムの運用状況を把握するための状態監視アプリケーションであるExoSenseのようなコーディング不要のIIoTソリューションを通じて、コネクテッド製品を迅速に構築・展開したり、既存の製品にソフトウェアを追加することを可能にします。これらのソリューションは、Exosite社のIoTソフトウェアプラットフォームであるMurano®を使用しており、Exchangeマーケットプレイスで入手できます。このマーケットプレイスでは、既製のIoT要素や垂直統合されたバンドルを見つけることができ、コネクテッド製品の開発を加速することができます。また、Exosite社のパートナーは、センサー、ゲートウェイ、機械学習アルゴリズム、その他の付加価値サービスを顧客に提供することができます。
ExoSense®IoTモニタリングサービスの詳細については
https://www.grape.co.jp/iot/exosense.html をご覧ください。
ユーロテック社について
ユーロテック社（ETH:IM）は、エッジコンピュータやモノのインターネット（IoT）ソリューションを設計・開発し、サービス、ソフトウェア、ハードウェアを含めて、システムインテグレーターや企業に提供する多国籍企業です。ユーロテックのソリューションを採用することで、お客様はIoTのビルディングブロックやソフトウェアプラットフォーム、資産モニタリングを可能にするエッジゲートウェイ、人工知能（AI）アプリケーションにも対応可能なハイパフォーマンスエッジコンピュータ（HPEC）などを利用することができます。より完成度の高いソリューションを提供するために、ユーロテックは各分野のリーディングカンパニーとパートナーシップを結び、グローバルなエコシステムを構築することで、産業用モノのインターネットのための「ベスト・イン・クラス」のソリューションを実現しています。詳細はこちら。